【メカニズム】
血糖値の乱高下と不安感
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甘いものを食べたあとの急な血糖値の低下は、動悸や震えなど不安とよく似た症状を起こすことがあります。食事と不安の意外な関係を解説します。
血糖値が急に下がると、身体は「緊急事態」と判断する
甘い菓子パンと砂糖入りのコーヒーだけの朝食のように、糖分の多い食事をとると血糖値は急上昇します。すると身体は血糖値を下げようとインスリンを多く出し、今度は血糖値が急に下がりすぎることがあります。
血糖値が下がりすぎると、身体はそれを補うためにアドレナリンなどのホルモンを出します。その結果、次のような症状が現れることがあります。
- 動悸、手の震え
- 冷や汗
- そわそわする、落ち着かない
- 頭がぼんやりする、イライラする
これらは不安や発作のときの症状ととてもよく似ています。
「ストレスのせい」と思い込むことで不安が強まる
血糖値の変化による身体の反応を、「仕事のストレスのせいだ」「また発作が来るのでは」と解釈してしまうと、その解釈自体が不安を呼び、本物の不安へとつながっていくことがあります。
特に、低血糖を起こしやすい体質の方や、糖分に敏感な方は、こうした感覚をくり返し経験しやすい傾向があります。
血糖値を安定させる食べ方
- 朝食を抜かない:空腹の時間が長いと血糖値が乱れやすくなります
- 糖質だけの食事を避ける:たんぱく質(卵、魚、大豆製品など)や野菜、食物繊維を一緒にとると、血糖値の上がり方がゆるやかになります
- 甘い飲み物・お菓子のドカ食いを控える:少量をゆっくり楽しむ程度に
- 空腹時のカフェインに注意:カフェインは動悸を強めることがあります
あわせてリラックスできる食事のとり方も参考にしてください。
注意
糖尿病などで血糖値を下げる薬を使っている方の低血糖は、早めの対処が必要です。食後に強い不調が続く場合は、内科で血糖値の検査を受けてみましょう。
まとめ
- 血糖値の急な低下は、不安とよく似た身体症状を引き起こすことがあります
- その感覚を「不安のサイン」と受け取ることで、不安が強まる場合があります
- バランスのよい食事で血糖値の乱高下を防ぐことが、不安対策の一つになります
参考資料
- ・ M・ヴェーレンバーグ、S・M・プリンツ 著/貝谷久宣、福井至、不安・抑うつ臨床研究会 監訳『不安な脳 ― 不安障害を効果的に治療するための神経生物学的基礎』
ご注意:このページは一般的な情報の提供を目的としたもので、診断や治療の代わりにはなりません。症状が気になるときや、お薬・治療について判断が必要なときは、必ず医師にご相談ください。
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