【脳と身体】
不安がもたらす多様な身体症状
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頭痛、肩こり、胃腸の不調、慢性的な疲れ。長く続く不安や緊張は、さまざまな身体の不調として現れることがあります。
不安は「心」だけの問題ではない
不安を感じているとき、身体は危険に備えて筋肉をこわばらせ、心拍数を上げ、消化の働きを後回しにします。短い時間なら問題ありませんが、この状態が何週間、何か月と続くと、身体のあちこちに不調が出てきます。
これは特に、心配や緊張が長く続く全般不安症(GAD)でよく見られますが、パニック症の予期不安が続く場合にも起こります。
よく見られる身体症状
筋肉の緊張によるもの
- 頭痛(締めつけられるような頭痛)
- 肩こり、首こり、腰痛
- あごの痛み、歯の食いしばり(顎関節症)
- 筋肉の疲れ、身体のこわばり
胃腸の不調
- 胃の痛み、胃もたれ
- 下痢や便秘をくり返す
- 食欲の低下、または食べ過ぎ
全身の疲れ・睡眠
- 休んでも取れない疲れ、だるさ
- 寝つけない、夜中に目が覚める
- 体重の増減
「原因がはっきりしない不調」が続くとき
「どこが悪いのかはっきりしないけれど、ずっと調子が悪い」「何となく嫌な感じがずっと続いている」という状態は、身体が長い間緊張しっぱなしになっているサインかもしれません。
もちろん身体の病気が原因のこともあるので、まずは内科などで検査を受けましょう(パニック症状と間違えやすい身体の病気)。検査で大きな異常がない場合は、不安との関係を心療内科・精神科で相談してみてください。
身体の緊張をゆるめる
不安による身体症状は、身体の緊張をゆるめることで和らぐことがあります。
まとめ
- 長く続く不安は、筋肉・胃腸・睡眠などさまざまな身体の不調として現れます
- 検査で異常がないのに不調が続くときは、不安との関係を相談してみましょう
- 身体の緊張をゆるめる習慣が、症状の緩和につながります
参考資料
- ・ M・ヴェーレンバーグ、S・M・プリンツ 著/貝谷久宣、福井至、不安・抑うつ臨床研究会 監訳『不安な脳 ― 不安障害を効果的に治療するための神経生物学的基礎』
ご注意:このページは一般的な情報の提供を目的としたもので、診断や治療の代わりにはなりません。症状が気になるときや、お薬・治療について判断が必要なときは、必ず医師にご相談ください。
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